私の後ろに道はできる、はず。

時は無情である。日々、通り過ぎてしまいがちな今を切り取り、1冊のアルバムを作る。

ミックスゼリーという和菓子を食べる。 食べ物の味は匂いで決まる!

今日の締めでこんな話題。

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ミックスゼリーと聞くと何を連想するだろうか。

汁がひたひた入ったカップのもの?

それとも写真のような包装されたキャンディみたいなもの?

同じゼリーでもまるっきり違うお菓子とデザート。


今回はお菓子のミックスゼリーについてのお話。

さてこのミックスゼリー。

包装されたフィルムから、素材である寒天を使った、メロン、イチゴ、ブドウ、パインなど様々な色にあった味や匂いがするお菓子である。


食べたことある人にはきっとこんな経験があるだろう。

このお菓子、包装されているフィルムを外すとさらに透明なフィルムで包まれているのだ。

まるで糊を乾かしたかのようなペラペラしたものでさらに包まれている。

到底食べられないだろうと一生懸命外そうとした人もいたはずだ。

だが実はこれオブラートなのである。

オブラートとは澱粉(でんぷん)で作られた薄く膜のこと。薬を飲むときやお菓子、料理に使われる。

ビブラートと間違って覚えていたひともいたかもしれない。なわけない(笑)

これは食べられるのだ。

これを使ったお菓子に他にも兵六餅やミルクキャラメル、ボンタンアメなどがある。


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今でもスーパーやダイソーでよく見る人気のお菓子だ。

とっても美味しそうである。

これを包んでいるのもオブラートだ。


言い回しでもよく聞く。

オブラートに包む。あれだ。

苦言など直接言わずに、あえて遠回しの言い方で言う

つまり直接ではなく、あくまで間接的である。

包むことに意義があるのだ。

どんなに苦い薬でも、オブラートで包んでしまえば、まるっきり味がしない所から作られた言葉だ。


早速食べてみよう。グレープをパクっと。


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ゼリーというだけあって、プルンとしていて固くなくて、食感がとても良い。

グレープのような、砂糖のようなそんな味だ。

勿論、中にはフルーツは入っていない。


が、人間って不思議なものだ。

この匂いが来たらグレープだと数々のグレープ味としている(だけ)お菓子の匂いから知っているのだから、錯覚であるがグレープだとわかる。


食べ物の味は匂いで決まる

ということだ。

実験だが少しばかり鼻をつまんでなにか食べてみるといい。

味がわからないんだから。


そんなこんなでミックスゼリーはやはり美味しい。

ミックスゼリーというお菓子は数々のメーカーが作っているのだが、私は実家の近くの老舗和菓子屋さんで買った手造りものだ。

そこでしかこれまで買ってこなかったのだから他のメーカーのものは分からないが、皆も食べてみて欲しい。

若い私はあの頃なんてまだ言える歳ではないかもしれないけど、これ一粒であの頃に戻せてくれる夢のお菓子だと思う。

余談だがそこの和菓子屋さん、私の好物である氷砂糖の製造を去年でお辞めになられたそうだ。

大変誠に遺憾ではありますが、次は美味しい氷砂糖でも探してみようと思う。

それでは。