私の後ろに道はできる、はず。

時は無情である。日々、通り過ぎてしまいがちな今を切り取り、1冊のアルバムを作る。

冷房と犬と無駄な私

猛暑が私を怠させて。

暑い中、いかがお過ごしだろうか。

私は、室内での熱中症の恐怖に苛まれている。

ほぼニートである私が、家族のために一つでもできること。

それは無駄に消費しないことである。

勿論、テレビや冷房をつけない。

無駄だから。

私の部屋は昼間30度を超えている。

が、熱中症になったら元も子もないので水分だけはきっちり取る。

ところが最近、室内犬の姿が見えないのに気づいた。

昼間はいないのに、母が帰ってきたら突如現れる。

気づいた時には背後を取られ、後ろでフリフリ尻尾を振っている。

まるで幽霊みたいなやつだが本当に不思議である。

いっちょ本腰を入れて探して見ると、ある一室だけ少しだけ涼しい部屋を見つけた。

どうやらここだけエアコンがついているらしい。

消し忘れか、と消そうとするが如何せんリモコンが見つからない。

仕様がないので折角、涼しいのだからと、この部屋で勉強しようと色々持って越してくる。

すると、どうだ。

ソファーの下である。

ニュっと2匹が顔を覗く。

お腹をフローリングにひっつけてしたり顔のこいつら。

お前たちはVIPなのか?

聞いてみても勿論きょとんである。

が、知ってるであろうが犬は毛で覆われている。

毛穴がなくて汗をかかない。

口からハッハッハと体温を逃すしかないのだ。

加えて人間の体温よりも約2〜3度高いので、人間が暑いと感じる温度では犬は猛暑だといえる。

つまり母はお犬様の為に常時エアコンを付けざるをえないのだ。

愛犬たちよ!今日から私も一緒に汗を流そうぞ。

という訳で、

私はお犬様の許可を得ることに成功し、この夏を無事に乗り越えることができるのであった。